神秘!硫黄山

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今もなお噴煙立ち込める硫黄山

弟子屈町にある活火山、硫黄山におでかけしてきました。

硫黄山は、アイヌ語で「アトサヌプリ」、裸の山と呼ばれています。離れていても、モクモクと噴煙、強烈な硫黄の匂いが立ち込めていて、迫力満点。しかし、驚きなのは、噴気群そばまで行かれるんです!黄色の硫黄の結晶、ブクブクと地面から湧き出す地球の鼓動。本当に自然の力を感じられます。

この地の生態が特殊だそうで、北海道の広範囲で育つエゾマツ、トドマツがみられません。これは、火山から出る硫黄成分のため山麓周辺部の土壌は酸性化しているため、生息できないそうです。ここでは、荒地に適応したハイマツと、酸性土壌を好むイソツツジが生息しています。日本で、最も標高の低い場所にある高山植物帯となっていて、コケモモやガンコウランなどをみることができます。また、地熱が高い部分は冬でも雪が積もることがないそうです。

明治時代には、硫黄鉱山として開発が進めれていたそうです。士族反乱(西南戦争等)における国事犯収容施設(集治監)の建設、北海道開拓の停滞を打破したい開拓使の方針、安田財閥による鉱山開発の意向など様々な思惑が結びついてのことだったようですが、1970年(昭和45年)には閉山しました。

駐車場は、摩周湖第一展望台と共通(使用期限は当日を含む2日間)ですので、是非両方行ってみてください。

アトサヌプリを起源とした、近くの川湯温泉でゆっくり過ごすのもおすすめです。

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